【女ひとり旅】伊豆の小京都〜修善寺〜を散策♪
こんにちは、Sayuriです!
今回、散策してきた場所は伊豆の小京都と言われる『修善寺』です。
行った時期は2020年12月中旬頃でしたが、まだまだ紅葉も見頃で秋の風情を感じることができました。
それでは、旅の様子をご紹介していきます♪
修善寺までの行き方
修善寺駅は終点なので寝過ごすことがないので安心です♪
途中の風景もすごく綺麗で癒されます
観光地へ行くにはさらにバスに乗る
駅に着き、観光地へ行くためにバスに乗って『修善寺温泉』で降ります。
知らない土地でバスに乗るってなんか緊張しますが、駅にはバスの電光掲示板があったりしてめちゃくちゃ有難いです。
今回は3番のバスに乗ります。
バスの番号も大きくアピールしてくれてて分かりやすいです。
やはり観光地なので、こういった誘導がしっかり行われているようでした。
ちなみにバスはICカード使えない(現金のみ)ので注意です。(2020年12月現在)
昼食は釜めし『松葉茶屋』で♪
そのままストレートに観光地へ行くのであれば「修善寺温泉」バス停で降りればOKですが、今回は先に目星を付けていたご飯屋さんに行くため「もみじ林」バス停で下車。
釜飯を目当てに『松葉茶屋』さんにやって来ました♪
修善寺はお蕎麦が有名みたいですが、「釜飯」という文字を見た瞬間どうしてもどう〜しても食べたくなってしまい、こちらで頂くことにしました♪
朝ご飯は食べてこなかったため、お腹空きすぎて11時前くらいにお店に入りました。
釜飯は20〜30分くらいお時間がかかるとのことで、早めに来て良かった〜
そして今回注文したのはこちら、『栗の釜めし御膳』です!
じゃ〜ん!
豪華すぎる!小鉢もたくさん付いててすごく嬉しい♪
茶碗蒸しや漬物、おひたし、刺身などどれも大好きなものばかり。
お味噌汁は、自分でお味噌をといて頂くスタイル。小鉢にある海老の殻を、お味噌汁に入れるとお出汁がでますよ〜とのこと。
そしてメインの釜めしには、大きい粒の栗がごろごろ入ってて最高です。
釜めしはお茶碗3杯分くらいあって結構なボリュームでした!
最後には釜めしの醍醐味であるおこげも堪能して、満腹大満足でした♡
散策① 修禅寺
お昼ごはんでスタミナチャージしたところで、いよいよ修善寺温泉街を散策していきます。
まず初めに向かったのは、地名にもなっている『修禅寺』です。
地名とお寺では“ゼン”の漢字が違うんですね。
修禅寺は今からおよそ1200年前、弘法大師(空海)によって創建されたお寺です。
鎌倉時代には、源頼朝の弟・範頼と息子・頼家(2代将軍)が幽閉された場所でもあり、かなり歴史が深い場所と言えます。
まずは水屋でお手を清めようと思います♪
手を伸ばしてみると、、
あったかい!!!
何とここから出てるのは、温泉なんですって!!
修善寺温泉があるからということですが、冬にこの温度は本当に有難くてすごくほっこりしました♡
境内は緑が多く、落ち着いた雰囲気です。
奥に覗く本堂もとても立派です。
散策②桂川沿いの散歩道
修禅寺を出て、竹林の小径へ向かう途中にある桂川沿いを歩いていきます。
修善寺すごいなぁって思ったのが、こういう散歩道もきれいに整備してあるところ。
次の目的地に行くまでも、風情を楽しみながらのんびり散歩することができました♪
案内看板もたくさん置いてくれているので、迷う心配がないのも良き◎
観光地化に伴う人々の努力を感じます。
もうすっかり冬に差しかかった中でも、真っ赤に燃える紅葉に最後の秋を感じることができました。
下の写真は『桂橋』を渡っているところです。
桂川には5つの橋が架かっていて、願いを込めながら全て渡ると恋が実る、というご利益もあるそうです♪(「恋の橋巡り」って言うそうです。)
今回は5つの橋全ては渡りませんでしたが…この欄干の橋と、橋から見える景色がとても素敵なんです♪
散策③ 竹林の小径
桂橋を渡ってすぐにある『竹林の小径』、こちらは何とミシュランで二つ星を獲得されたそうですね。
入ってすぐに爽やかな緑がお出迎えしてくれました。
中央にある円形のベンチに寝そべって上を見上げると、竹林と空の見事なコラボビューが見れるそうです。
今回は人も多かったので寝っ転がることはできませんでしたが…
歩きながら真上を見上げてみました♪
空に向かってぐんぐんと伸びた竹林が本当に綺麗でした。
日本の風情を感じさせてくれる素敵な空間ですね。
広い場所ではないですが、通り抜けるだけで何だかすごく癒されました。
竹林の小径を抜けるとすぐ恋の橋『楓橋』があります。
ここはドラマ「逃げ恥」のロケ地にもなったそうですね。
それにしても、紅葉と欄干橋のショットがうっとりしてしまうほど綺麗でした。
やはり、紅葉シーズンに来るのはおすすめです!
散策③ 指月殿
次にやってきたのは、『指月殿(しげつでん)』です。
とても雰囲気漂う建物ですが、なんと伊豆半島最古の木造建築物だそうです!
古びた建物というよりは、長い歴史を深く、深く刻んできたような厳かな空気を感じました。
そしてこの指月殿は修禅寺で幽閉されその後殺されてしまった源頼朝の息子、頼家の冥福を祈るために母・北条政子が創ったそうです。
なのでこのお堂の隣には頼家のお墓と頼家に仕えた家臣、十三士のお墓があります。
そのため観光スポットであるものの、ひっそりと佇んでいて他とは少し雰囲気が違いました。
蓮(ハス)の花を持つお釈迦様
お堂の中には、北条政子が奉納したとされる釈迦如来がいらっしゃいます。
通常、手には何も持っていないお釈迦様ですが、こちらにいるお釈迦様には手にハスの花を持っているという大変珍しい釈迦如来だそうです。
『お伺い石』で運試し♪
お堂横には古くから“占い”として利用されてきた「お伺い石」というものがあります。
願いをかけながらその石を持ち上げると、その願いが叶う者には軽く、叶わぬ者には重く感じるそうです。
たまに神社とかでも見かけますね。
私は「重い」と認めたくないので「軽い軽い軽い…」と念じながら持ち上げました笑
散策④ あまり知られていない修禅寺『奥の院』
修善寺温泉街から5km離れた場所に、本当に名の通りに奥の奥にありました笑
バスも通っていないので、車か徒歩かの移動手段になりますが、ペーパーの私には徒歩という選択肢しかありません。
人も車通りもほとんどない道を1時間半ほどかけて行きました。(着くまで本当に不安だった;;)
やはり全然知られていないのか、着いたときには観光客は私1人しかいませんでした。
こちらの奥の院は、弘法大師(空海)が18歳のときに修行した場所と言われています。
そして参拝後、石段を登って阿吽の滝へ。
突き出た岩壁が芸術のようで、自然の凄みを感じました。
昔この付近で魔物がよく出没し住民の迷惑になっていたらしく、修行にきた弘法大師(空海)がこの岩谷に魔物を封じ込めたと言われています。
「魔物」というのが非現実的だなぁと思っていたのですが、岩下にある石像?達がわりと不気味な雰囲気を醸し出していて、最初は直視できないほど怖かったです。
ですが慣れてくると、厳かな空気感とマイナスイオンに癒され、心が洗練されるようでした。
散策の最後は甘味処『一石庵』
修善寺温泉街へ戻り、帰る前に甘味処「一石庵(いっせきあん)」へ寄りました。
寒かったのでおしるこ食べたいなぁ〜と思ったんですが、初めて見る「黒米餅」のメニューが気になり注文してみました。
なんで黒米なんだろう?って思ったら黒米は伊豆の特産物なんですね♪
黒米餅は何もつけずにそのまま食べるか、お好みで醤油につけて食べるとのこと。
素朴で、ほのかな甘みを感じながら頂くことができました♪
他のメニューもどれも美味しそうで(きな粉餅とかおしることか)また行きたいなぁと思いました。
店内も落ち着いた雰囲気で、使っている陶器や飲み物に付いてくるミニ菓子など、細部にまでこだわりを感じられてすごく良かったです。
思った以上に楽しいぞ修善寺
県内に住みながらも初めて行った修善寺温泉街。(虹の郷には何度か行ったけど)
正直、観光地ってメイン回ったら終わり感があるけど、修善寺は街一帯が観光地になっているような感じで、隈なく楽しむことができました!
散策コースもしっかり整備されているので、歩くだけでも風情を感じられて楽しかったり、
あと何より美味しそうなカフェとか食事処が思った以上にたくさんあって、もう日帰りで行ったのがもったいないくらいでした。
次行くときは、しっかり温泉入りつつ食べ歩きがしたいなぁと思いました♪