アラサー女の旅と暮らし

静岡に住むアラサー(女)による旅と日常の記録

【掛川散策】レトロな街並みを歩きながらパワースポットとカフェを巡る♪

こんにちは、Sayuriです。今回は静岡県掛川市を散策したときの様子をご紹介します♪(散策時期:2020年12月ごろ)

掛川城東海道の宿場「日坂宿」など、歴史的な場所がたくさんある掛川市
また今回の散策を通して、伝統や文化をとても大事にしている街とも感じました。

今回の散策ではなんとなく「歴史・レトロ」をテーマにスポットを決めて散策してきました^^

今回の散策ルートはこちら

 

スタートは木造駅舎の『掛川駅

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スタート地点の掛川駅ですが、ここが早速の見どころです。

掛川駅の駅舎は、新幹線停車駅の中で唯一の木造駅舎なんです。

耐震化により東海道線の各駅舎が次々と建て替えられていくなか、掛川駅は「木造のままのこしたい」という声が上がりました。

市民から寄付金も募り、耐震工事により一度解体されたものの、またこの木造駅舎の再建が実現されたそうです。

木の温もりが感じられる素敵な駅舎です♪

散策前に腹ごしらえ『喫茶店ナポリタン』

今回の散策はたくさん歩く予定なので、その前に腹ごしらえ。

事前に目星をつけていた昔ながらの喫茶店『ジュアン』さんにてナポリタンをいただきます♪

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注文したら、なんと鉄板でジュージューしながら出てきました!

カリッとしたベーコン、ケチャップソースによく絡んだ太めのスパゲティがたまらなく美味しい♡
目玉焼きがついてくれたのがすごく嬉しい!

気さくなマスターと、落ち着く店内で心と体力の充電ばっちり☆

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掛川のパワースポット『事任八幡宮

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先ほどの喫茶店から歩くこと1時間半、事任(ことのまま)八幡宮に到着です。

こちらの神社は、「“事”のまま」つまり言ったことがそのまま叶うという日本で唯一の言霊の神社で、あの有名な枕草子にも登場したそうです。

 

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境内は緑であふれ、とても心地のよい雰囲気。そして楠の大木が力強く伸びています。
 

本宮にも行ってみよう

拝殿にて参拝をすませたら、社務所横にある「ふくのかみ」(白い紙)を持ち、境内から繋がる歩道橋を渡り「本宮」へ向かいます。

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本宮へ行くには272段の階段を上がっていきます。正直余裕だと思っていたのですが、上ってみると結構キツい。

最初のほうは階段が舗装されていますが、途中からごつごつした石段になり、足場も悪い…さらに段差も高くなるので1段1段が結構しんどくなります。足腰弱い方は要注意。

靴は歩きやすいスニーカーなどがオススメです。

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本宮に到着。ツラい階段を上ったから達成感と清々しさを味わえます。

ここに着いたら先ほどの「ふくのかみ」の出番です。
祠まわりにある白い石を3つ拭きます。
1つ目は「神様のため」、2つ目は「みんなのため」、3つ目は「自分のため」、感謝を込めながら1つずつ丁寧に拭く(福)ことで願いが叶うと言われています。
(もし「ふくのかみ」を貰い忘れたら、ティッシュやハンカチなどで代用しましょう。)

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使った紙には福がついているのでそのまま持ち帰るとのこと♪わたしはポケットケースに大事にしまっています。

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東海道宿場「日坂宿」を歩く

事任八幡宮の先をさらに進むと、東海道の宿場「日坂宿」があります。

箱根峠、鈴鹿峠とならび、三大難所のひとつ「小夜の中山」の麓に位置する日坂宿。
建物のいくつかは現存されており、当時の街並みの雰囲気を味わうことができます。

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土・日・祝日のみ建物の中を見学できるそうで(運よくこの日は土曜日でした)
今回わたしは『萬屋』を見学してきました。

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萬屋一般庶民が利用する旅籠(宿泊所)だったそうです。

それに対し萬屋の向かい側にある『川坂屋』は身分の高い武士や公家などが利用していた旅籠だそうで、身分によって使うところが分かれていたんですね。(川坂屋も見学可能です。)

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萬屋2階

1階は店や帳場で、2階が宿泊所となっていたようです。
2階に上がってみると、畳だけ敷かれたシンプルなお部屋。当時は分からないですが、本当に寝るだけの簡易的なところだったのかなぁと感じます。

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秘境カフェ『アンティークカフェロード』

日坂宿を通り抜け、次に向かうのは秘境カフェと呼ばれる『アンティークカフェロード』さんへ。
さすが秘境と呼ばれるだけあってどんどん山の方へ入っていきます。
案内看板がなければ通らないような道です(笑)

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アンティークカフェロード入口

口コミで事前に分かっていたものの、やはり実際に行くと心配になるくらいの細道で、夜は絶対1人で行けないだろうな、という雰囲気。

車(ハイエース可って書いてあった)でも行けるそうですが、この道を通るのは少し難易度が高い気がします(笑)

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カフェへ行く道

細い道を歩くこと15分ほど。道がひらけて無事にカフェに辿り着くことが出来ました♪

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カフェ外観

昭和にタイムスリップしたかのようなこのカフェ、なんと牛舎をリメイクしたんだそうです。
カフェの向かいにあるバス停も必見です。なんだかジブリの世界に飛び込んだみたい。

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カフェ前にあるバス停

店の外からは人の気配を全く感じられなかったけど、中に入ると大盛況。
わたしが入店してすぐあとには満席になったので、本当にラッキーでした。

外も中も昔ながらのおもちゃや、バイクなど、とにかくそのこだわりっぷりに脱帽です。

こちらのカフェはカレーが人気だそうですが、そこまでお腹が空いていなかったのでおしるこを注文しました♪

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おしるこ

器たっぷり入ったおしるこに、焼いたお餅がカリッと香ばしく美味しかったです♪
この日は肌寒かったので、おしるこで体がほっこり温まりました。
一緒にお抹茶と豆菓子もついてきて嬉しい。

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帰りはバスで戻ろうかと思ったけど、ここら辺から出るバスはなんと2時間に1本。
歩いた方が早いということで、そのまま次の目的地『掛川城』へ向かいます。

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歩いて向かう途中の景色

日本初の本格木造天守閣『掛川城

最後は『掛川城』へやって来ました。ここまで長い道のりでしたが、掛川城へは実は掛川駅から徒歩7分ほどで着きます(笑)
朝着いたのが開館時間前だったので、今回の散策では一番最後に来ることにしました。

しかし閉館時間を事前にちゃんと調べなかったため、到着したのは最終受付の3分前(笑)
少し足早に天守閣と二の丸御殿を見学してきました。

 

天守

山内一豊が城主となった際に初めて掛川城天守閣をつくりましたが、嘉永7年(1854年)に起きた安政の大地震によりほとんどが倒壊しました。
そのまま修復せずに明治に入り、廃城となったそうです。

しかし市民の熱い要望により平成6年、およそ140年ぶりに本格木造天守閣として再建されました。

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掛川城

天守に行くまでに長い階段を上がります。
また、天守内にも段差が大きい階段があり、手すりに掴まりながら1段1段慎重に上がらないととても怖いです。
敵が一気に攻めてこないように、このような造りになっているんですね。

天守台に到着すると、四方に空いた窓から景色を一望することができます。
高い位置にあるので本当に見渡しがよく、入ってくる風も心地がいいです♪

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天守台から見た景色

二の丸御殿

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国の重要文化財 二の丸御殿

ニの丸御殿は現存する数少ない城郭御殿ということで、国の重要文化財にも指定されています。
この“現存する城郭御殿“は京都の二条城含め全国に4箇所しかないそうで、大変貴重な建物ということが分かります。

安政の大地震によりこちらの御殿も倒壊したそうですが、当時の城主・太田資功により再建されました。

御殿は、式典の場・藩主の公邸・役所(政務)という3つの機能を持った施設として利用されていたそうです。建築様式は書院造で、さまざまな用途の部屋が襖で仕切られた構造となっており、その広さに圧倒されます。

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大奥に出てきそうな廊下

とにかく広く展示物も充実しているため(あと雰囲気も良い◎)、二の丸御殿は15分くらいしか滞在できませんでしたが、15分ではとても回りきれなかったです。次回はもっと時間をかけてじっくり見てみたいと思いました。 

 

ちなみに今回会えなかったですが、掛川城の敷地内には忍者さんがいるそうです。会ってみたかったー!

また、掛川城の南側に流れる逆川沿いには約300本の桜が植えられており、春には桜とお城の見事な景色を楽しむことができます♡

掛川でおすすめのお土産『振袖餅』

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振袖餅

旧東海道沿いにある創業約200年の老舗「菓子処もちや」さんの振袖餅がオススメです。
昔は平たい形をしていて振袖に似ていたことから振袖餅という名前がつけられたそうです。

振袖餅はすごく人気で、休日だと午後には売り切れたという口コミもあったので、午前中(ジュアンさんにて朝食を食べた後)に手に入れました(笑)

箱を開けると、きなこと白い餅が3つずつ入っています。

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振袖餅

毎朝つきたてのお餅に1つ1つ餡を包んでいるそうで、柔らかいお餅に甘さ控えめの粒餡がぎっしり詰まってすごく美味しい♪

また1つが大きく満腹感が得られるので、昔の人はこれを食べながら長い旅路を乗り越えたのかなぁと思います。

こちらのお店では振袖餅だけでなく、もちパイやクッキーシューなども人気だそうで次回はそちらも買いたいと思います♡

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菓子処もちや

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